どこの歯医者さんに行けばいいの?①
令和になってオイルショックを経験するとは思いませんでした。
さて今回はいろんな人に良く聞かれるどこの歯医者に行けばいいの?というお話をしたいと思います。
話をする前に一つだけお伝えしたいのですが、今回のお話は決して歯医者の転院を勧めるものではありません。今の通っている歯医者さんに不満がなければそのままが一番幸せかと思います。
それではお話ししたいと思います。そもそもなぜこの質問をするのか?といいますと、そもそも歯医者にかよっていない、または今の歯医者に満足していないからだと思います。
前者の場合、まずは一番家の近くの歯医者さんに通ってください。理由は二つあります。一つは状態にもよりますが、治療をするには回数がかかることが多いです。なぜ歯医者の治療は回数がかかるのか?はまた今度お話しさせていただきますが、何本も深い虫歯があって、それを一度や二度で終わらせるということは不可能です。「いや、私は痛くないから虫歯はありません」と思う方もいらっしゃると思いますが、痛くなってしまったら、虫歯の治療はとても大変なものになります。是非痛くなる前の状態で虫歯を治してください。
少し脱線しましたが、治療が終わった後も定期検診を受けるといった意味では少しでも通いやすいほうがいいと思います。これが一つ目です。
二つ目はどこの歯医者もそんなに大きくは変わらないからです。仕事柄、様々な勉強会に参加させていただくことが多いのですが、皆さん本当に熱心に勉強されています。この間も70歳を超えた先生が「まだまだ私は未熟で。。。」とおっしゃられていたことがあったのですが、先生が未熟なら歯医者全員が未熟だいうことになってしまいます。
また脱線しました。どうしても歯医者のニュースはマイナスなもの、つまり逮捕とかそういうことでしかとりあげていただけません。またバラエティなども、「最高の名医」みたいなものが多く、あたかも最先端の治療が最高の治療なんだと錯覚してしまいやすいと感じます(これは個人的な意見です)。つまり何が言いたいかというと、ほとんどの歯医者の先生はとても勉強をされていますし、よっぽどのことがない限り、変な治療はされません。
まとめます。まず歯医者に行っていない方。一番近くの歯医者に行ってみてください。よほどのことがない限り、説明もなくいきなり注射して歯は抜きません。ほとんどの歯医者さんがしっかりと説明をしてくれると思います。歯医者はなかなか行きたいところではありません。でも自分のためだと思っていってみてください。一回行ってみると「なんだこんなもんか」と思うはずです。
今回は歯科に通っていない方中心にお話しさせていただきましたが、次回は今歯医者に通っている方を中心にお話しさせていただきたいと思います。それではまた。
歯科医師 河合鮎樹