口腔ケアをすると本当にコロナになりにくい??
放射線漏洩の測定の季節がやってまいりました。もちろん漏洩は0.00㏜でした。それよりも僕の襟足の毛が気になる。。。
先週のブログにて、「口腔ケアをすると誤嚥性肺炎になりにくい??」の説明はしましたが、コロナになりにくいかどうかは説明しませんでした。心よりお詫び申し上げるとともに、今回はこの説明をさせて頂きたく思います。
ウイルス(コロナも含む)はみんなカプシドというたんぱく質に包まれています。包まれているうちは何も悪さはしません。
そして、お口の中にはプロテアーゼというたんぱく質を分解する酵素を持つ「菌」がいます。
しかし、この菌が入ってくるたんぱく質を片っ端から分解してしまうので、「ウイルスのカプシド」も溶かしてしまいます。
そうすることによって、ウイルスが顕性化(元気になっちゃう)してしまい、細胞に侵入し、感染するというのがウイルスの感染経路になります。
つまり、口腔内の菌が少なければ、ウイルスが元気になることはないんですね(厳密にはちょっと違いますがおおむねあってます)
悪い奴の友達はだいたい悪い奴です。口腔ケアをして菌を減らせれば、コロナにもなりにくいんです。みなさん歯医者に行って、または来てもらってお口を健康に保ちましょう。それではまた。
歯科医師 河合鮎樹